大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

大和のこと

元興寺の鬼

昨日は彼岸の中日、元興寺をお参りした話をした。もうこの時期に元興寺を参るのは3年目になる(むろん、そこには季節の花々を眺めるという目的があるのだが・・・)。そんな時いつもこの寺で「?」と思っていたのが、これらの像である。 お寺の境内に・・・…

続 お彼岸は寺参り

23日は彼岸の中日、前日の飛鳥寺に続いて奈良町にある元興寺にお参りをした。なかなか信仰深いことである。 昨日は飛鳥寺について 飛鳥寺・・・現在、正しくは現在は安居院と呼ばれているこの寺は、かつて正しくは法興寺・元興寺とも呼ばれた。 と紹介したが…

お彼岸は寺参り・・・

9月22日、確か去年も今頃、この場所に来ていた・・・薄氷堂さんと一緒にである(調べてみたら9月23日だった)。 そう・・・飛鳥寺である。 私は郷里を離れて暮らしているため、彼岸だからといって容易に墓参りに行くことは能わぬ。妻方の墓参りと言っても、…

続高天彦神社に行く

高天彦神社の祭神は高御産巣日神たかみむすびのかみ、市杵嶋姫命いちきしまひめのみこと、菅原道真公。主祭神は高皇産霊神。『古事記』によれば、天地開闢の時、天之御中主神あめのみなかぬしのかみについで神産巣日神かみむすびのかみとともに高天原に出現…

高天彦神社に行く

6時40分・・・いつもなら私はこの時間に家を出て、東に向かう。職場に着くのがだいたい40分後・・・であるのだが、その日は少々違っていた。車のエンジンが回り始めたのが7時過ぎ、しかも向かうのは山の盆地の西端、金剛山・葛城山の麓にある御所市・・・仕…

法隆寺に行く・・・8

夢殿を後にして私が向かうのは、先ほど後回しにしておいて大宝蔵院。途中、先ほど大宝蔵院に入って行った修学旅行に中学生の集団とすれ違った。どうやら私の作戦はうまいこと行ったようである。 大宝蔵院は南北に細長い建物が東西に一対並んでいる。そしてそ…

法隆寺に行く・・・7

前回も述べたように、法隆寺東院伽藍の中核的な堂宇は、この夢殿である。 聖徳太子が暮らしていた斑鳩の宮跡にこれらの堂宇が立てられたことは、前回に述べた如くである。ご覧の通りの八角円堂で天平9年(737)から11年(739)くらいにかけての建築物ではな…

法隆寺に行く・・・6

続いて行くべきは大宝蔵院、そしてその北端に位置する百済観音堂である。ここには日本史の教科書でおなじみの百済観音や玉虫厨子をはじめとした、この寺の所蔵する国宝や重要文化財がずらりと展示されている。法隆寺までやってきてここに入らない手はない・…

法隆寺に行く・・・5

大講堂の薬師三尊像と四天王像をお参りした後は、西院伽藍の南東の隅にある出口からすぐ隣にある聖霊院へと向かう。西院伽藍とその外を画する回廊のにしたがってゆっくりと南へ歩く。緩やかな曲線を描くエンタシスの円柱が一列に並んだ様の美しさはこの上も…

法隆寺に行く・・・4

五重塔を見上げ、その遙か彼方の虚空を見つめながら、しばし天上界に思いを馳せた後は亀井勝一郎が「地に伏す姿を与えられ」た金堂と講堂へ向かう。 まずは金堂。ここにいらっしゃるのは言わずと知れた金銅釈迦三尊像。聖徳太子のために作られたというこの御…

法隆寺に行く・・・3

法隆寺に行くのはもう・・・5年ぶりどころではないであろう。 ・・・こんなふうに先日の記事では書いたが、ふと気になって調べてみた。以前も法隆寺を拝観したときの記録をみなさんにご紹介したことがあったのでその日付を調べてみた。5月5日、子どもの日…

法隆寺に行く・・・2

南大門をくぐり抜け、きれいに掃き清められた参道をまっすぐに進む。晴れ渡った秋空はあくまで清々しく、これから御仏を詣ろうとする私の世塵を祓い去ってくれるような青さだ。南大門から参道はほぼ100m、そう高くはない石段を登り、ほどなく中門に突き当た…

法隆寺に行く・・・1

本当に久しぶりである・・・法隆寺に行った。 なにも奈良に暮らしているからと言って、そんなに度々法隆寺に行ったり、大仏様にお目にかかっているわけではない。私などはそういう機会が多めの方に入るかとは思うが、それでも法隆寺に行くのはもう・・・5年…

今週の三輪山・・・上ノ庄交差点北方より

2015年9月12日8時50分 9月に入ってすっきりしない日が続いていたので、久しぶりに青い空の下の三輪山を、昨日、今日とみることが出来た。関東や東北では大変な天気が続き、昨日はその雲が薄氷堂さんの住む釧路まで襲う・・・という状況であったが、私の住む…

あたかちゃんて知ってます?

奈良県在住の方以外はおそらくご存じないと確信してはいるのだが念のためのお聞きする。 みなさんはあたかちゃんというゆるキャラの存在をご存じだろうか? 奈良県在住の人間だっておそらくは知らない人の方が多いかと思うこのゆるキャラ、奈良県外にお住ま…

続 円成寺に行く

駐車場から道を渡り、深い木立の中に続く道へと入る。 木立の間に寺の堂塔の一部がちらちらと見え隠れする。初めてこの寺を訪れる私の期待は少しずつたかまって行く。盛夏はもうそこまで近づいているというのに、この心地よい空気はどうだ・・・滴るような緑…

円成寺に行く

連日の猛暑の中、どこに行く気もしない。せっかくの休日も部屋の冷房を離れることが出来ず、一日中家の中でゴロゴロしている。 ということで、今日ご紹介するのは先月の何時だったかの週末に訪れた円成寺。私がここを訪れたのは、まだ紫陽花の盛りの頃の週末…

今週の三輪山・・・上ノ庄交差点北方より

2015年7月30日午前6時10分 三輪山の山上に控えめに光を放っているのは、上りくる朝日であって決して月ではない。上に示した日時によってまさかお間違いはないかと思うが念のために・・・ この朝は早くから家を出て、この写真はそこから家に帰る途中のもの。…

少々アカデミックに

6月から7月にかけて、少々アカデミックな時間を過ごした。この国の古代に関わってお二人の研究者のお話を聞くことが出来た。その二つのお話とは、 「道が語る古代史ー古代道路の謎」 近江俊秀 フツノミタマとフツヌシの神─石上・香取・国譲り神話をからめて─…

続々多神社余話・・・これで終わりです

2週にわたって私のあらぬ妄想にお付き合いいただき恐悦至極である。今回で多神社に関わっての世迷言は終わりであるのでもう少しだけお付き合い願えれば幸いである。 さて前々回・前回と多神社の位置について、その祭祀を代々に渡って受け継いできた多氏の始…

続多神社余話

前回はかなり怪しげな私の妄想にお付き合いいただいた。今回もついでのことであるから、もう少し妄想にお付き合いいただきたいと思う。充分に眉に唾をつけてお読みとばしいただければ幸いである。 例の「太陽の道」云々の有無についてはともかく、多の地が南…

今週の三輪山・・・多神社余話

撮影日失念 来る日も来る日もうっとおしい梅雨空が続いていたせいで、最近「今週の三輪山」と題して、週に1回ずつお届けしていた記事がとんとご無沙汰になっている。あまり間が開いてもいけないと思うが、これはと思うような写真が撮れないのだから仕方がな…

今週の三輪山・・・多神社余話

撮影日失念 来る日も来る日もうっとおしい梅雨空が続いていたせいで、最近「今週の三輪山」と題して、週に1回ずつお届けしていた記事がとんとご無沙汰になっている。あまり間が開いてもいけないと思うが、これはと思うような写真が撮れないのだから仕方がな…

多神社に行く

多武峰とおのみねと音羽おとわ山(万葉集では倉橋山)が織りなす渓谷をその源とする寺川と、同じく多武峰の西の斜面にある高家たいえを水源とする米川は、途中いくつかの小河川を合流しながら桜井市から橿原市へと流れ、冥途の飛脚で有名な新口にのくち村(…

多神社に行く

多武峰とおのみねと音羽おとわ山(万葉集では倉橋山)が織りなす渓谷をその源とする寺川と、同じく多武峰の西の斜面にある高家たいえを水源とする米川は、途中いくつかの小河川を合流しながら桜井市から橿原市へと流れ、冥途の飛脚で有名な新口にのくち村(…

山辺の道1日旅行・・・11

5月9日に行われた万葉学会主催の徒歩旅行についてのレポートがまだ終わらない。開催されてからもうふた月もたとうというのだから、そろそろいい加減にしなければならないとは思うのだが遅々として進まない。あと少しの所まで来ているのだが・・・まあ、なん…

山辺の道1日旅行・・・11

5月9日に行われた万葉学会主催の徒歩旅行についてのレポートがまだ終わらない。開催されてからもうふた月もたとうというのだから、そろそろいい加減にしなければならないとは思うのだが遅々として進まない。あと少しの所まで来ているのだが・・・まあ、なん…

今週の三輪山・・・矢田丘陵中腹より

2015年12時50分 今日は仕事の加減で奈良北部の矢田丘陵にある施設で1日中の会議。お昼休みの貴重なひとときを惜しんで、盆地の反対側にある三輪山を撮影した。 しかしながら、我が携帯電話の性能ではこれが限界どこが三輪山やらわかったものではない。そこで…

今週の三輪山・・・矢田丘陵中腹より

2015年12時50分 今日は仕事の加減で奈良北部の矢田丘陵にある施設で1日中の会議。お昼休みの貴重なひとときを惜しんで、盆地の反対側にある三輪山を撮影した。 しかしながら、我が携帯電話の性能ではこれが限界どこが三輪山やらわかったものではない。そこで…

山辺の道1日旅行・・・10

昼食をとる予定の白毫寺は宅春日神社から徒歩10分あまり。静かな静かな白毫寺町の街並みを東へと向かった先にある。道の突き当りに幅の狭いコンクリートの階段がある。そしてそれは途中から古びた石段に変わり、そこを上り詰めれば百毫寺である。 そう楽では…