大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

忘年会2011

昨日は我が職場の忘年会。いつもより少しだけ早く職場を失礼して、家に車を置きに帰る。電車に揺られること30分。JR奈良駅に到着だ。改札を出ると目の前にはバスの停留所。2番乗り場からバスに揺られることほんの7,8分、奈良県庁前を右に曲がってすぐのバス停で降りる。

道を渡って、ぼんぼりに導かれるように坂道を上る。突き当りが奈良ホテルだ。

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是非とも皆さんに見ていただきたいような名建築なのだが、あたりがかなり暗くなっていたので、私の携帯電話付属のカメラではこれが限界・・・

このホテルについて詳しくお知りになりない方はこちらへ・・・http://www.narahotel.co.jp/

ここは大和において最も格式の高いホテルで、確か昨年100周年を迎えたと聞く。皇室の方々なども大和の国内にお泊りになられるときには必ずのようにここを用いる。そんなホテルで忘年会だなんって、なんだかとっても豪勢な話だが、月々に給料から天引きされている親睦会の金額を合計すれば・・・なんとかなる金額である。

一昨日あたりから大和の地は急に寒くなり、そんな寒い夕べにいつまでも表にいても、仕方がない。早速中に入る。めったにこんな場所に入ることはないものだから、物珍しげにホテル内を歩き回った。

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・・・と、「おのぼりさん」をしている間に宴の時間が近づいた。

会場に入り卓に着くと。席の左手におかれてあったのは本日のメニュー。どうやら完全にフランス料理のコースである。いわゆる「宴会」と考えるならば、ちょいと目的に合わないとの非難を受けかねない。なんといっても上司の横に行ってお酌をするなんていうご機嫌取りがしにくい。

しかしながら逆に言えば、そんなご機嫌取りをしなくとも済むとも考えられる。いかにも宴会って感じの場所での宴では、うっかりお酌に行くのが遅かったりしたら、上司の方の心証を悪くしかねないが、フランス料理のコースともなればうかうかと席を離れるわけにはいかない。落ち着いて食事を楽しめるというものだ。

そう考えると今回の幹事さんはなかなかよく考えたものだと称賛を送りたくもなる。

さて今回の宴のメニューは

鯛とサーモンのタルタル・・・中華料理のレンゲのような器に少しばかり。スプーンですくって食べる。三さじほどで無くなってしまったが、コリコリした鯛と柔らかめのサーモンが5㎜角に切られて、マヨネーズのようなもので和えられている。二つの魚類の硬さの違いが面白い。

大和肉鶏とフォワグラと茸のテリーヌ・・・大和肉鶏とはここ数年売出し中の大和名産の鶏。これのミンチをフォワグラに巻きつけて加熱調理されている。これを1cmぐらいの厚さに切ったものの周囲に薄味のコンソメゼリー。少々固めで、それがまた面白かった。

かぼちゃのポタージュ・・・ご存知の通りの味。ちょっと甘めかな。細く長いもの(直径0,8m長さ6~7cm)。最初は素麺かと思ったがちょっと違う・・・いったいなんだろう?

鱸のポワレ・エビとブロッコリー添え・・・鱸の皮はもう少しパリッとしていた方が良かったとは思うが、何せ60人ほどの大人数の宴だ。あまり贅沢も言えぬ。周りに散らしてあったのはブールブランソース(どんなソースなのかはさっぱりわからない。私にはマヨネーズに何かを混ぜてのばしたもののように思えたが、調べてみるとマヨネーズとは別物であった。まあ、私の味覚などこんなものだ)。

シャーベット・・・柚子だったかな?これから食べる肉料理にむけての口直しにふさわしい味わいで、それまでの口中の脂ぎったものすべてがすっきりと洗い流されるようであった。

フィレステーキ・・・いよいよメインだ。ソースはショロンソースというらしい。この辺りまで食べ続けると、少々お腹もくちくなってきてちょいと料理の写真でも取ってやろうかという気分にもなる。

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あとはお決まりのデザートにコーヒー。あえてここで云々するほど私は甘いものが好きではない。小さめのカップに入ったコーヒーをひといきに飲み干し、私は会場を後にした。

玄関を出て、駅へと向かう。お酒も充分にいただいた後で体もホカホカと暖かい。帰りはバスはやめて、駅まで歩くことにした。二つあるホテルの駐車場の建物から遠い方の裏口から出ればそこはもうすでに奈良町

道なりに直進することほんの2.3分。右手に折れて少し行けばそこは猿沢の池。

Photo0058闇に浮かぶ興福寺五重塔を見ながら五十二段と呼ばれる長い石段を上る。登り切ったら、そこが三条大路である。奈良市で・・・ということは、すなわちこの大和でもっともにぎやかな通りである。しかも・・・ここから15分ほど歩いた私が目指すべきJR奈良駅の手前には数多くの居酒屋さんが暖簾を連ねており(中には私が最近うわさで聞いてぜひ一度お邪魔したいと思っているさくら水産まである)・・・なかなかの難所だ。

私が乗ろうとしているJR桜井線(最近は万葉まほろば線ともいうらしい)は、風前のともしびのローカル線。こんな時間帯は1時間に一本しかない。おまけに終電も早い。なんとかまっすぐに駅にたどり着く必要がある。私は決死の覚悟でそれらの暖簾の誘惑を振り払いなんとか時間ぎりぎりに駅へと辿りついたのは我ながら優秀だったと思う。

しかし・・・駅のアナウンスは私のそんな決死の戦いをあざ笑うかのようにJR桜井線の大幅な遅れを告げていた・・・

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