大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

何も書けない・・・

あの日がもう幾日後かに迫っている。私が生まれ、育ち、そして後にした郷里が冷たく暗い波濤に飲み込まれた、その日が。

・・・何か書かねばならぬ・・・

そんな観念にかられ、逆に何も書けなくなっている。

思い返せば・・・

・・・もともと、この「三友亭雑記」は私自身の衰え行く脳の、その速度を少しでも緩めんがため始めたブログであって、平日の朝、仕事前のひと時に「毎日」書くというのが、自分に課した課題であった。そして、その自分に課したペースは結構厳密に守られてきていたと思う(後から確認するとそうでもなかったのだが)。

が、あの日・・・テレビの画面を通じて我が目に入ってきた惨たらしい現実が暫しの間、私に何も書けなくさせてしまった。ほどなく、そんな虚脱から解放されはしたが、以降、それまでのペースで書くことができなくなってしまった。以前からこのブログにおいでになっていらっしゃる方は薄々感じていたのかもしれない。

・・・そして・・・あの日が迫ってくる。

テレビのチャンネルを回せば、3.11に絡む、そんな番組が目に入ってくる。今日も先日紹介したとあるドラマを見ては不覚ながら涙した。

http://soramitu.net/zakki/?p=1266

我ながら情けない思いだ。

なんとなく周囲に3.11にむけて、かくあらねば・・・との雰囲気が満ち溢れている。自分も乗り遅れてはならぬ・・・そんな思いに駆られてならない。けれども、ここは「根性曲り」(私の故郷でよく使う言葉だ)の私ゆえか、逆に意地でも書いてやるかとの思いもある。月並みの言葉で表現すれば、万巻に余りある言葉が、今、私の中にはある(もちろん失われた我が郷里についての思いを表すべき言葉である)。しかしながらその言葉が文字となるのを拒む・・・そんな思いが私の心を支配する。

性格・・・と言ってしまえばそれで終わってしまうのだが、一種の「違和」が私の中にあることは確かだ。その「違和」の根源がなんであるのか・・・それが分かれば、何か一つ・・・いや、数限りない言葉を駆使し、我が郷里を襲った悲惨についての思いが書けるのだろうとは思うのだが・・・

今はどうにもいけない。