大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

私の散歩道・・・

今日もいつもの土曜の朝と同じ。朝の8時ちょっと前には家を出ていつもの散歩のコースへ・・・

最後に訪れたのが三輪坐恵美寿神社(ミワニイマスエビス)。

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桜はまだ5分咲きというところだが、これだけ寒い日が続いている以上仕方がない。昨日などは標高480mの地点にある、私のこの四月からの職場では雪が降っていたし、そこから遠くに見える山々は白く輝いていたのだから・・・・

まあ、その分だけ長く桜が楽しめるじゃあないかと思い直して、この神社の主祭神、八重事代主命(ヤヘコトシロヌシノミコト)の前で手を合わる。

私にふと思い当たることがあった。

それは私の週末恒例のこの散歩の道順についてである。時間の都合やら、急に雨が降ったやら、そのほか何かを急に思いついたやらの事情がなければ私の散歩の道順は1年中を通じて次の通りに落ち着いている。

素戔嗚神

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大神神社

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磐座社

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狭井神社

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大美和展望台(から見た三輪山

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久延彦(クエビコ)神社

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大直禰子(オホタタネコ)社(写真は拝殿を背にしてのもの)

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そして・・・一番上の三輪坐恵美寿神社である。

ご覧の通りに神社ばかりがこの道すじにはならんでいる。大和の・・・それも三輪という土地柄においては極々自然なことで、2㎞をやや越えるほどのこの道筋にはあえて無理に選ばなくとも上記の各神社を通ることになる。

私が思い当たったのは、これらの神社の並んでいる順番である。上記の神社の主祭神を順番に並べると次のようになる。

  1. 素戔嗚神社       素戔嗚尊
  2. 大神神社        大物主命(大国主命)の和魂(ニギミタマ)
  3. 磐座社          少彦名
  4. 狭井神社        大物主命(大国主命)の荒魂(アラミタマ)
  5. 久延彦神社       久延彦
  6. 大直禰子社       大直禰子
  7. 三輪坐恵美寿神社  八重事代主命

どうだろうか?

以上の配列を見てふと思い当たることがあるお方・・・・あなたは相当に古事記をはじめとした日本神話に御詳しい方だ。

いうまでもなく素戔嗚は日本神話の随一のダーティーヒーロー。そしてその息子が大国主(6世の孫で義理の息子という本もある)である。大国主は大物主と一体の神である。少彦名は海の向こうからやってきた知恵者で大国主の国造りのブレーンである。この少彦名は海の向こうからやって来たときに黙り込んでいて何も語らなかったが故(海の向こうが外国と考えれば言葉が通じなかったとも考えられる)、少彦名をどう処してよいか分からなかった大国主にこの渡来した神が少彦名という神であり知恵者であり国作りには有用な神であることを教えた知恵の持ち主が「山田のそほど」・・・久延彦である。大直禰子は大物主(即ち大国主の)の息子。八重事代主命もまた大国主の息子である。

高天原系の即ち天孫系の神である素戔嗚が、出雲系の神大国主・大和の地神大物主の2神が一体となった神と親子の関係にあるという伝承が存在する事実は、この国がいかなる経過を経てつくりあげられてきたかということを考えて行くうえで見過ごすことのできない事実である。・・・纏向と出雲・大和朝廷と出雲・・・更には高天原・・・

更にはその息子大直禰子は河内の人。八重事代主命古事記には出雲の神とは描かれているが、どうやら大和葛城の地神であるらしい・・・これもまた・・・興味深い・・・

ただこの件に関する興味が今日の一文を起こす動機ではない。深入りは避ける。ならばその動機とは・・・

なあに・・・大したことではない。上の1から7をもう一度ご覧いただきたい。親から子へ、、さらには孫へと順に並んでいる。何の意図もなくただいつの間にか定まったこの散歩道もこうやって見てみると、そこに居並ぶ神々が導いてくれたようにも思えても来る・・・ただそれだけのことである。

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