大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

お散歩・・・5・19

2回にわたって、入江泰吉記念奈良市写真美術館周辺を歩き回った時のことを書いた。ちょうど昼食を済ませたあたりまで話は進んでいる。格別な味の、少々量の少ない天ぷら蕎麦で空腹をいやした後、私が目指す場所は高畑からは車で15分ほどの所にあった。今日はそこで見たものを皆さんに紹介するつもりであった。

・・・が、今朝、目を覚ます。あまりにさわやかな朝だ。あと半月もすれば、梅雨のはしりとなって、こんな上天気には滅多にお目にかかれなくなる。朝食を済ませると私は愛用の940scをポケットに入れ、そそくさと玄関を出た。

ということで、前回の続きは次回に回し、今日はこの散歩についてお届けする。

コースはいつもの通り。日の当たる部分はちょっと暑いかなと感じるほどにはなってきたが、日の当たらないところはいまだ寒く感じられるような、そんな気温だ。鶯の声がしきりに聞こえる。かなり熟練した鳴き方で・・・春先の不器用なそれとは比べものにならない。緑がまぶしい。一体この世の中には何種類の緑があるのだろう・・・そんなことをふと考えてしまう。

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上の写真は、大神神社内にある「くすりの道」の傍に生えた朴の木だ。この「くすりの道」は大神神社祭神大国主神が同神社の境内に祀られている少彦名神と組んでこの国に医薬を広めたという伝説にちなんで国内の医薬会社からのお供えにより設けられた坂道だが、その両脇には倭漢の医療に使われる草木が植えられてある。ちなみにこの朴には中枢抑制作用・抗ストレス潰瘍作用・胃液分泌抑制作用・筋弛緩作用 があるという。

けれども私の興味はそんなところにはない。この人の顔程もある大きな葉は秋になれば・・・もうお分かりだろう。この若葉が朴葉味噌をするにふさわしい季節になった頃のことにある。ぴんと張ったこの若葉を見るたびに私はその秋のことを思うのではあるが、毎年のように秋になるとそのことを忘れてしまう。

いまだに朴葉味噌は出来ずじまいである。

「くすりの道」を上り詰めた先にあるのは狭井神社。

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境内の傍の斜面にはまだギンリョウソウが咲いている。

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野ばらが咲いている。道の両端の草はそろそろ自己を抑制することなく生い茂りはじめ、少々歩きづらくなっている。大美和展望台麓にあるササユリ園に行く。当然まだまだの季節ではあるが、

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たった一つだけ蕾んでいた。早ければ来週末辺りには開花かと思われる。

そして最後に大神神社若宮の生垣に・・・

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なんという花だろうか・・・一瞬卯の花かとは思ったが・・・違う・・・

それはともかく・・・暑い・・・

夏は・・・来たようだ。