大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

奈良県庁屋上から・・・

滅多にあることではないが、こんな私でも年にほんの数度、県庁にいらっしゃるお役人さんたちとあれこれとご相談をすることがある。その度に県庁に勤務される方々の優秀さを強く印象付けられる一方、こういった優秀な方々を引っ張って行くトップにはどんな方がふさわしいのか考える。ふと隣の府にあって、しばしば世を騒がせている某首長がまず一番に浮かんできたりして・・・そんな時、私はすぐに頭を振って否定し、他の誰かを想像してみたりする・・・などという政治的な(笑・・・けれども、その某首長はそんな「笑」ですませられるようなことさえも政治的と称して職員をクビにできるシステムを作り上げた)話はここまでにして・・・・

ここ奈良県庁は、奈良公園内に位置していて、その屋上から見る景色は折り紙つきで、一般の方々にも開放している。以前はお役人の勤務時間内であれば、何の制限もなかったように記憶しているが、最近はちょいと時間的な制限があるようだ。けれども、こんなに見事に大和の盆地をを見渡せる場所は、他のざらにはない。奈良に行って少々の御時間があれば、ぜひお勧めのスポットである。

まずは南側・・・

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興福寺五重塔と現在再建中の金堂の覆い屋である。

そして…東側・・・

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中央の円錐形の山が

天の原ふりさけ見れば春日なる御笠の山に出でし月かも

阿倍仲麻呂

で知られる御笠山だ。その背後の平坦な頂を見せるのは春日山。画面右手は高円山。左端の色の浅い・・・草のみの山が山焼きで知られる若草山である。

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こうやって、東大寺の大仏殿も見える。写真右に小さく見える屋根は、お水取りで知られる二月堂である。

次は北側・・・

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おそらく絵としてはこの方向が一番つまらないかとは思うが、ここで働かせるべきは想像力。なだらかに続く山々は平城(ナラ)山、佐保(サホ)山と呼ばれる山々だ。だから、ここで

なんて歌を口ずさむのもいい・・・

ちょいと、変わったのがお好みの方は

なんてのも趣がある。

また、佐保山は万葉集の編纂に大きくかかわったと思われている大伴家持の邸宅があったと推定されている場所・・・いくらでも想像の翼は羽ばたいて行く・・・

そして最後に西・・・

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彼方に霞んで見える稜線・・・生駒山だ。

そして、その手前に広がる平地が平城京。1300年前のこの国の首都があった場所である・・・・