大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

お散歩・・・10・20

週末恒例の朝のお散歩に出たには7時30分。秋も深まりつつある中、戸外の空気は冷たく引き締まり、思わず気分が引き締まる。

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いつもの坂道の空き家である。今日は背後の三輪山もうまいこと画面に収まった。いつもならこの坂道を上り詰めたところで左に折れ、大神神社に向かうのだが、今日は気分を変えて右に回ることとしよう。

平等寺の山門前を抜けて、薄暗い竹林の中の道へと入る。道は平等寺の外壁を巡るように孤を描き東へと向かう。そしてほどなく、この古寺の西にある山門から竹林中に向かって開け放たれた南門前へと続く。

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ここから、再び道は右にくねり、南へと向かう。幅2mもない、しかし舗装された、歩きやすいなだらかな下り道を2分も歩けば鬱然とした竹林は途切れ、ひらけた場所に出る。重々しい瓦屋根の続く集落が見える。金屋と呼ばれるこの集落はかつて初瀬参りの街道筋にあり、かなりに賑わいを見せていたというが、その名残であろうか・・・周囲の集落よりは立派な家並みが続いている。

せっかくここまで来たのだから石造りの弥勒様とお釈迦様にお会いして行こうと思い、畦道に毛の生えたような細い道に入って行くと、まだ咲き残っていた彼岸花が一輪。

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季節に遅れすぎているゆえか、花びらの一つ一つが頼りなく、色彩も極めて地味である。けれども、周囲の緑が次第に褐色を帯びつつある野辺において目につく花であったことは確かである。

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弥勒様とお釈迦様の御住まいが見えてきた。

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向かって左が弥勒様、右がお釈迦様なのだそうだが、雨風にさらされていた時期が長く、その彫りも風化によって浅くなりどうにも判別がつけがたくなっている。写真の上部が暗くなって見づらい画面となったが、まさか仏様相手にフラッシュをたく気にもなれず、少々見苦しいが仕方ない。どうしてもとおっしゃる方には次のサイトを紹介しておこう。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/7460/nara-kanaya.htm

さて、二体の石造りの仏様に手を合わせた後、仏様にはちょいと失礼だが、そのお住まいの下を覗きこむ。

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何やら奇妙な物体が・・・もう少し近づいてみよう。

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巨大な岩が大きく掘りこまれ、何やら器のようになっている。どうやらどこかの古墳の石棺らしい。・・・そういえば、このお宅の主のお二方の御仏もどこかの古墳の石棺の蓋に彫りつけられたものだった。

金屋の町中を出て帰途につく。

けれどもここまで来たら、その実在が信じられる最初の天皇・・・崇神天皇の宮跡と言われている志貴御県坐(シキノミアガタニイマス)神社に寄らないわけにはいかない。途中、三輪山が美しく見えた。この位置から見える三輪山は奥まった感じがして何やら慎み深く、控えめである。

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志貴御県坐神社に着く。

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拝殿の向こうには本殿がある。

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石造りの立派な瑞垣に囲まれた本殿はあくまでも控えめに・・・そこにあった。

最後に・・・今日もまた、この拙いブログを見てくださっているかもしれない狛犬フアンの方に・・・

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私は家に帰るべく、狛犬さんに背を向けた。

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