大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

二月堂へ・・・

3月3日の夕刻、私はJR奈良駅西隣にある地下駐車場に車を止めた。車を降りた私が駅前のバス停から市内の循環バスに乗って向かった先は・・・

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東大寺である。時刻は午後6時過ぎ。ちょっと前までだったら真っ暗であったはずなのに、3月に入った今日はこんなにも明るい。大仏様にご面会できるのは5時まで。なのに私は今ここにいる。今日私が目指すのは大仏様・・・廬舎那仏ではない。したがって、上の南大門でお二人の金剛力士の厳しい視線に耐えた後は、参道の右手にある池に映る大仏殿の美しい姿を見ながら東へと向かう。

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石畳の細い道・・・結構な坂道を北東に向かう。上り詰めた先に2軒ほどの土産屋がある。午後6時を回っているというのにかなりの人出だ。店中を覗き込む私をかなりの人数が追い越してゆく。それでもお店の人は「今日はだいぶ空いていますよ・・・」などと言っている。

振り返った私の目の中に入って来たものは・・・

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沈んでからしばらくたった夕日の放つかすかな光の中に黒々と浮かぶのは、巨大な鐘楼の姿であった。国宝に指定されているこの鐘楼にぶら下がっている巨大な梵鐘(これまた国宝)は752年の鋳造。重さは26.3t。見上げると足がすくむような存在感だ。

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そのあまりの存在感に気おされた私の両の手は震えをおさえることが出来ず・・・ついつい、ピンボケになってしまった(笑)。梵鐘の方は先述のごとく平城の御代のものであるが、鐘楼は承元年間に、東大寺二代目大勧進となった栄西によって建てられたものだと伝えられている。承元年間というから1207年~1210年あたりのものであろう。南都焼き討ちにあったこの寺の金堂、大仏殿の復興が1200年あたりのことだから、そのあとこの鐘楼は造られたのであろう。

かなり以前、この梵鐘の音色を聴いたことがあるが、その巨大さから当然のごとく推し量られるように重々しい・・・それでいて何かしら優しい・・・そんな音色だったように記憶している。

さて、今日の目的地は、ここではないからいつまでも佇んでいるわけにはいかない。先へと足を進めることとする。

先ほど覗き込んでいた土産物屋のすぐ北になだらかな石段を上る。正面に見えてくるのは法華堂だ。そして、その北に隣接するのが今日のお目当て二月堂だ。

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あたりはすっかり暗くなっている。なのにその周辺は多くの人であふれかえっている。ざっと7~800人・・・いや、1000人を越えているかもしれない。彼らのお目当ては、私のお目当てでもある。今日の夜、この二月堂でいったい何があるというのか・・・

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もったいぶらなくとも多くの人はご存知のことかと思うが、念のためにヒントを一つ。

 

 

二月堂の舞台の柱の元に防火服を身に着けた方が一人・・・これがヒントだ・・・

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