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大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

奈良公園を歩く・・・4/29(上)

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4月末の休日、私は奈良公園若草山の麓を歩いていた。連休中のこととて市内の駐車場はあちらこちらで満車。もしやと思って行って見た春日大社の駐車場にわずかの空車があって、なんとか滑りこむことができた。車を止めて駐車場の入口まで戻った時には、かなりの数の車が列をなしていた。どうやら私は運が良かったようである。

どこからどこまでもまぶしいばかりの緑だ。世の中にこれほど多くの緑があったのかと思えるほど、様々の緑が私の頭上にはあった。

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春日大社周辺やその奥山を別にして、奈良公園を覆う木立はそれほど密生しているわけではない。見上げれば、上の写真の様に何時だってお日様を見上げることができる。

そんでもってその下を見ると・・・

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側溝を流れる水でのどを潤している鹿さんたちだ。よほどの出が渇いているらしい。こちらがいくら近づいて行ってもいっこうに首をあげる気配がない。

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手向山八幡宮・・・手向け山神社である。天神さん(菅原道真)が

このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに

と詠んだ・・・そんな場所である。上の歌にも詠まれているように紅葉の名所として知られているが、残念ながら私は新緑の季節にしかこの場所を訪れたことはなく、その紅葉の見事さを知らない。しかしながら、今見ることのできる新緑の鮮やかさは、秋の紅葉の見事さを保証するものであることは断言ができる。

そしてそんな境内で私の目を引いたのは・・・

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狛犬さんではない。写真をクリックして拡大させてよくその口元を拝見いただきたい。水が流れ出ていることにお気が付くであろう。そう、これは手水舎の・・・他の神社ならば水を吐き出している竜と同じ働きを持つ設備であるのだ。蛇ではないので蛇口とは言えぬ。かといって、犬口などという言葉は聞いたことがない。なんと呼ぶべき設備なのか・・・残念ながら分からない。

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手向山八幡宮を北に抜けると法華堂がある。別名三月堂とも言われるこの現在補修工事中で内部を拝観することはできないが、間もなくその工事も終わる。東大寺に現存する奈良時代の建物としては、転害門(テガイモン)、本坊の経庫などの校倉(アゼクラ)があるが、奈良時代の建立のなる仏堂が現存するのは、この法華堂だけである。

そしてさらにその北側の若草山斜面に突き出るようにそびえるのが二月堂(正式には東大寺観音堂)である。

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二か月前、私はこの場から修二会の様子をお伝えした。

http://soramitu.net/zakki/archives/2826

その時、まだ冷たい風が吹きすさんでいたこの場所も、今は豊かな緑が包み込んでいた。