大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

9月21日、だらだらと・・・

本当に好天が続いている。少々昼は暑くなったりはするが、2週間ほど前から比べれば月とスッポンである。そんないい天気であるから、ちょいとどこかへ足を延ばせばいいのだが、なあに休みもあと二日ある・・・ということで今日はダラダラと一日を送ることとした。

まずは朝食の後、いつものコースをお散歩。大神神社、狭井神社とお参りをして最後に大美和展望台。

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まことに美しい秋空である。遠く葛城・金剛の連山の上空には飛天が舞い飛ぶがごとき白雲。そして大和三山(右から耳成山・畝傍山・天の香具山)はくっきりと見える。家から歩いてほんの僅かばかりの場所で、かような太古の民に思いを馳せることを促すような景色を目にすることが出来るのは大和に住むものの特権である。

目を足元に向ける。

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秋は・・・そこにもあった。

ここまで曼珠沙華が盛りならば・・・明日香の地はさぞや見事であろうかと、散歩を終えてから明日香へと車を走らせる。目的地は石舞台の裏手、祝戸(イワイド)と呼ばれる地域である。この地域は明日香から吉野山地へと向かう傾斜地であり、美しい棚田が広がっている。そして、その畔ごとを曼珠沙華が赤い帯のごとく飾っている。大和でも随一の曼珠沙華の名所である。

本来ならば、どこかで車を止めて、パチリ・・・と行きたいところだが、あまりにも大勢の人間が詰めかけていて、車を止めるような場所はない。残念ながら、今日の所は見事な曼珠沙華であった・・・とだけ申し上げておこう。けれども、どうしてもという方は・・・下のURLをクリックしていただきたい。

明日香 棚田の曼珠沙華

さて、昼食だ。国道24号線まで足を延ばして讃岐うどん。お店は最近、大和でも目立つようになってきた丸亀製麺。少々暑くはあったが、釜揚げうどんに鶏とイカの天ぷら。

満足・・・満足である。

家に帰ろうとして車を24号線を南下させ、165号線に差し掛かった時、その突き当たりのJR畝傍駅が目についた。

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貴賓室開放とある。

畝傍駅は明治期に神武天皇の御陵である畝傍御陵や橿原神宮に最寄りの駅として、皇室の参拝のために貴賓室が設けられていた。現在の駅舎は昭和15年のものであるが、やはり貴賓室は設けられた。台湾檜の総白木づくりの見事な部屋である。

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今上天皇のご成婚の報告以来使われることもなくなり、さらにこの駅が無人駅ともなってしまったこともあり、こうやって開放されてその内部を拝観できるのは数年に一度しかない。偶然ながら、私たちは滅多のないチャンスに遭遇したのであるから拝観しない手はない。

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更に駅の中をうろついて・・・貴賓室からホームへと続く階段である。

なんともまあ、趣深い佇まいではないか・・・

数年に一度の眼福を充分に楽しんだ私は・・・もう後は家に帰るのみである。