大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

私の通勤路・・・三輪山と桜花

大和の桜と言えば・・・言うまでもなく吉野である。

・・・が、私は大和に住んでいながらこの有名な「吉野の桜」のもとでゆっくりと花見をしたことがない。なんといっても、人出が多すぎる。電車に乗ればさながら通勤電車。車で出かけようとすれば・・・まるで、帰省ラッシュ

そんな混雑の具合をはた目から見ているだけでげんなりしてわざわざ出かけようと思う気持ちが萎えてしまう。

たった一度だけ、桜の季節に吉野に出かけたことはあるが、これはお得意様とのお付き合い。ゆっくりと桜を賞美する前に早々に酔っぱらってしまい、桜などどうでも良くなってしまっていた・・・・・・等と書くと

今日は「吉野に桜」が主題か?・・・なんて思われかねないが、そうではない。吉野はなんと言っても標高が高い。麓に近い部分(それでも結構高いのだが)が咲き始めた程度・・・

けれども、盆地の部分はほとんどが咲き終わりに近い。この週末に予想される雨が花散らしの雨になることは間違いがない。ということで名残の花を通勤途中の道でパチリ・・・

背後に写っているのは、私のブログに良くおいでの皆さんならご存じの三輪山。大和随一の霊山だ。皇室の守護神たる大物主神がお住まいになっておられる。そして、この場所から少しレンズ(もちろん携帯電話のもの)を左に向けると

鏡のような水面に間もなく満開を迎えようとしている桜が、その艶やかな姿を控え目に映し出している。

けれども・・・これは昨週に撮ったもの。今朝の桜はもう散りかけで、上の写真のように清楚な美しさはもはや消え失せて、爛熟の果てに辿り着いたあえかな滅びの美が今まさにそこにある。

なぜ、満開の桜を撮らなかったのか・・・

答えは簡単だ。上の写真からお察しの方がいらっしゃると思うが、このアングルは私が職場に出かけようとしている朝、どうしても逆光になってしまうのだ。

もう少し早い季節ならば、私の出勤時間には日が出ておらず、

このように写すことが出来るのだが、最近はどうもいけない。ここに日光が入ってしまうのだ。

満開のおりに撮った写真であるが、あれこれと調整してみても、これが限界。まぶしいったらありゃあしない。

朝日の中、匂い立つ桜花を見事写真におさめることが出来たならば、宣長にならって「・・・朝日ににおふ・・・桜花」なんていってみたい気もするのだが、こんな写真ではどうもそうはいかない。

じゃあはじめの二枚の写真はって?

なあに、曇った朝に撮っただけさ。