大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

飛鳥坐神社に行く・・・上

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ごくごく当たり前の神社である。その名は飛鳥坐神社あすかにいますじんじゃ。 奈良県高市郡明日香村大字飛鳥字神奈備708がその住所である。ちっぽけな・・・とはいわないまでも、そう大きなお社ではない。

その住所が示す神奈備という言葉だが、「カミノモリ」が変化したとみる賀茂真淵の説、折口信夫の「神の山」説、ナビを隠れる・籠る意とみる武田祐吉の「神隠山」説、ナビを蛇の古語とみる高崎正秀の「神蛇山」説などといろいろある。私にはどれとも定めがたい。

それだけではなく、このお社の位置が、現住所の示すがごとく本当に神奈備なのかどうかも定かではなく、他に 雷 丘いかづちがおかとも甘 橿 丘あまかしがおかとも言われている。さらには橘寺の南に位置するミハ山、飛鳥川上流の南淵山みなぶちやまなどと諸説があり、確定はしがたい。

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さて、鳥居を潜り抜け目前に迫るは写真のごとき石段。そう長くはない。

そろりそろりと上りながら思う。この石段を登るのは何年振りだろうか・・・

・・・かつてこの石段を登ったのはもう何年も前のことだろうか・・・それは学生の頃であったはずだ。

30年以上も前のことだ。その時の記憶が微かによみがえる。この階段を上り詰めた先にあるのは・・・

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じっくりと、アップで見てもらいたい。実に逞しき男と女がそこにある。

この世の根源がそこにはあった。かつてイザナキ・イザナミの二神はこの二つの具を用いてこの世を創世なされた。決して淫猥な存在などではありはしない。そして、この二つの交わりはひいてはあらゆる生の繁栄を祝福するめでたき存在でもあるのだ。

この二物を目にしたとき、私の30数年前の記憶が微かにながら蘇ってきた。

この先にあるものは・・・