大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

広島に行く・・・宮島口にて

呉市内での見学を終えた私たちは、この日の宿泊予定の宮島口への移動を開始する。宿泊先が宮島口というのは、そこが明日の最初の見学予定の地があるためだ。

やまとミュージアム呉市海事歴史科学館)・てつのくじら館海上自衛隊呉資料館)から呉の駅までは徒歩にて5分ほど。再び呉線に乗り込み、広島を目指す。来た道を同じように30分ほど電車に揺られ、広島駅に到着。乗り換え予定の山陽本線のホームへと急ぐ。

ここで、一行の一人から提案・・・せっかく広島に来たんだから、広島風のお好み焼きを食べたい・・・と。考えてみればそれもそうだなと、全員の意見が一致、ここで途中下車をして適当な店を探す。駅に隣接するビルには、お好み焼き屋さんが密集する一角がある。私たちはその中の一つを選ぶことになる。ガイドブックなどで評判の店には行列ができているが、乗り換えの待ち時間程度で広島のお好み焼きを食べようという私たちはそのような店はパス。すぐに入れる店を探す。とはいえ、一方で行列ができるようなお店があって、そのすぐそばのガラガラの店に入るのはちょいと勇気がいる。

そんな中でほどよい空き具合のお店を発見。早速、席を取り注文する。

ご存じのように広島のお好み焼きは、先に焼かれた、クレープよりも薄く焼かれた生地の上にキャベツやもやしなどの野菜を大量に乗せ、そこに生地を回しかけ、卵をのせてひっくり返すというもの・・・生地と生地に挟まれた野菜たちが蒸し焼きにされるという仕組みの食べ物だ。関西在住の私たちが普段食べている何もかもをごちゃ混ぜにして焼き上げるというお好み焼きとは別種の食べ物だと言って良い。

待つこと10分弱、上のような製法のゆえか極めて軽い。関西のお好み焼きに慣れている私たちから見ると、お好み焼きを食べていると言うよりは、蒸された野菜を食べているという感覚である。さらに私の気を引いたのは、細切りのキャベツに混ぜ込んであった細切りの紫蘇の葉だ。ややもすればソースの味一辺倒になりがちなお好み焼きのしつっこさがみごとに打ち消されて、さわやかささえ醸し出している。月並みな表現で、あまり使いたくはない物言いではあるが「いくらでもいける」とは、まさにこのことだと思った。

実を言うと先に「全員の意見が一致」とは書いたが、広島でお好み焼きを食べようという提案があった時に、いくばくかの異議があった。時は午後4時過ぎ。あと数時間で本日のメインイベントである宴会が控えている。そんな時間帯にお好み焼きを食べるなんてという異議である。そんな異議が杞憂に終わることが、そのさわやかな味わいに実感された。極端な言い方をすれば、食前よりも、食後の方が空腹感が増している・・・そんな感覚であった。

一行は充分に満足し、山陽線のホームへと移動。宮島口へは25分ほどだ。

宮島口の駅に着いたのは5時30分頃。ホテルの迎えのバスは6時ちょうど。駅周辺をふらふらとする。若い人たちは、駅で売っていた揚げもみじまんじゅうをうまそうに食べている。若さとは恐るべきものである。五十路を過ぎた私にはさすがに無理な話である。

さて、ホテルへは迎えのバスに乗って、10分ほど。あれこれの手続きを済ませ、この日寝るはずの部屋に入ったのは6時30分頃か・・・早速窓を開けて外を見る。手にとらえることができるような距離感を以て宮島が眼前にあった。明日は船の上の人となり、この島に渡ることになっている。

夕食は、7時からの予定。そこまでのわずかな時間で入浴を済ませ、その会場へと急ぐ。

以下の写真は、すでにセットされてあったもの。

Photo0230

Photo0231Photo0232

 

 

 

 

 

さて、宴は始まった。

あとからいくつもの料理が運ばれてきたが、覚えているのは初めの頃に持ってきたお刺身ぐらい。あとは・・・酌み交わされた多量のアルコールに紛れて忘れてしまった。

覚えているのは、最後の持って来た味噌汁がうまかったのと、その直前に持ってきた牡蠣フライがあまり感心できたものではなかったぐらいのことだ。

そして・・・やっとのことで寝床に入ったのは、午前1時をゆうにまわっていた。