大和逍遥   

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広島に行く・・・宮島にて、3

IMGP3066さて、前口上が思いの外長くなってしまった。そろそろ、お参りを始めることにしよう。

厳島神社平安時代の貴族の住居の標準的な作りである寝殿造りを応用したものであるが、拝観はその本殿東の渡廊の北辺にある受付で300円の拝観料を支払うことから始まる。

 

IMGP3068まずはまろうど神社。本社と同様に本殿・幣殿・拝殿・祓殿からなるが、規模は本社より小さい。祭神天忍穂耳命あめのおしほみみのみこと天穂日命あめのほひのみこと活津彦根命いくつひこねのみこと天津彦根命あまつひこねのみこと熊野櫲樟日命くまのくすひのみこと。先に述べた天照大神あまてらすおおみかみ素戔嗚尊すさのおのみこと天真名井あめのまなゐで行った誓約うけひの際に天照大神の所持していた玉から生まれた神々である。本殿に祀られている三柱の女神との関係を考えたとき、この「客」神社に、この五柱の男神が祀られいるというのは実に興味深い。

客神社で天照大神のお子様方にご挨拶したあとはいよいよ主祭神の三女神にご挨拶だ。客神社の前を南に走る渡廊は程なく右に折れ、さらにまた右へと折れ、屋根のない広々とした板敷きの上に出る。

平舞台である。上述のごとく、この厳島神社寝殿造りを模して建てられているが、ここはその庭にあたる部分で、広さは167.6坪ある。安元2年(1176)、平氏一門が社参して千僧供養が行われた際、社殿の前方に仮廊を設けたという記録が見え、今あるこの平舞台は、その仮廊が常設化したものともいわれている。

IMGP3079平舞台からは沖に向けて細長く海に突き出た桟橋のような施設があるが、これは火焼前ひたさきと呼ばれる施設である。

 

 

 

IMGP3082そしてその延長上の海上に、件の大鳥居が見える。

 

火焼前から88間の海上に位置する大鳥居は、奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m、総重量は約60t。左右の主柱は樹齢500~600年の楠の自然木で作られている。見た目のごつごつした風合いがなんとも言えぬ雰囲気を漂わせている。現在の鳥居は8代目に当たるそうだが、その建立にあたっては、材を探すのに20年近い歳月を要したという。根元は海底に埋められてはおらず、松の杭を打って強化された地盤に、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなどして鳥居の重みだけで・・・今も・・・・立っている。