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大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

山辺の道一日旅行・・・1

5月10日は例の山辺の道一日旅行。全国的な研究団体である万葉学会の行事とはいえ、その研究対象が対象であるゆえ、まずは山辺の道を踏破しようと言うことから桜井市から奈良市にいたるその道のりを3年前から少しずつ歩いている(とはいえ、一回の歩行距離はどうしても10km前後になる)。

奈良県内、しかも私が居住する桜井周辺で行われる行事であることや、それぞれの故地についてレクチャーしてくださる先生の豪華さには、万葉集の勉強は大学を出てからしばらくは遠ざかっていた私であっても心惹かれるものがあって欠かさずに参加している。昨年までは桜井市から天理までの山辺の道の、いわゆる南コースを歩いたので、今年からは天理から奈良までの北コースに入る。まずは天理から祟道天皇八島御陵までを今年は歩く。

集合は昨年と同じ天理駅。昨年は激しい雨が降る中を南に向かって長岳寺・大和神社までを歩いたが、今年は北へと向かう。天候は写真の通り、打って変わっての好天だ。

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なかなか立派な駅ではあるが、推定67000人の人口の町にしてはいささか立派すぎる・・・そして巨大すぎる駅のように見える。近鉄天理線(終着駅)がJR桜井線(万葉まほろば線)と接するターミナル駅ではあると言っても、2つの鉄道会社のこの駅の乗車客数は、合わせても1万人前後の駅に7つのホーム(JR4/近鉄3)は多すぎる。

・・・が、年に数度はそうでなければ押しかける乗降客を裁ききれなくなってしまうのだ。

天理という町の名で大方の方々が想像できるように、この町にはとある巨大宗教の本部がある。天理教である。教団の公称ではあるが220万の信者数を持ち、国内に16824、海外に317カ所の教会を持つこの巨大宗教の月例の祭典日には、この町の人口を超える信者が集まる。10年に1回の教祖の年祭にはその命日を中心とした一旬に数百万の信者がこの町を目指す。道路網の発達した今日の交通状況にあっても、やはり鉄道を利用する信者は少なくはない。この規模の駅でなければ押し寄せる信者たちは到底捌ききれないのだ。

さて出発の時が来た。挨拶をする学会代表を取り囲むその人数は優に百を超えていた。挨拶が終わり、第一の目的地へと先導なさる先生の後ろには長い長い行列ができていた。

最初の目的地は・・・祝田神社である。