大和逍遥   

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法隆寺に行く・・・2

いよいよ西院伽藍に入る。ここが法隆寺の中枢部である。100m弱四方の廻廊に囲まれたこの区域にはこここそが法隆寺とも言える五重塔、金堂、講堂が配置されている。

南大門から真っ直ぐに北に上れば、国宝の中門。入母屋式の二重の門だ。基本的に日本の寺院の門は正面の柱間が奇数になるように設計されているが、この法隆寺の中門は正面柱の間が4間、しかもその中央に柱が立っており、極めて特異である。このあたりが例の梅原猛氏あたりの立論の起点となっている。氏の考えの可否を語るだけの力は私にはない・・・が、どちらとも言えぬような論拠を元に余り大胆な発言は避けられるべきであるかとは思っている。

門内の左右には御覧の通り金剛力士立像を安置されている。日本最古(8世紀初)の仁王像で、極めて付きの貴重なもの根はあるが、風雨にさらされる場所に安置されているため、痛みが激しく、かなり補修の手が入っている。吽形(ウンギョウ)像の体部は木造の後補のものに代わっている。この門は現在、出入り口としては使用されておらず、この伽藍の内部の拝観の際には回廊の西南隅の受付を通らねばならない。

拝観料、しめて1000円。この1000円で他に観音堂、東院伽藍が拝観できる。そしてその場所にある建造物や安置されているいくつもの御仏のお姿を拝見したとき、この1000円が安いのか、高いのか・・・

受付から伽藍の内部にはいるとすぐに目にはいるのが五重塔だ。