大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

今週の三輪山・・・箸墓越しに

2015年3月28日17時

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手前に見える丘のようなものは箸墓。その奥が三輪山だ。邪馬台国の女王卑弥呼の墓だなんていうことも言われているが、公には第7代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)(以下「百襲姫」)の墓ということになっている。百襲姫について日本書紀に残されている説話を簡単に紹介すれば次のようになる。

百襲姬命は大物主神(大神神社主祭神)の妻となった。けれども大物主神は夜にしかいらっしゃらない。それで百襲姬は「あなたは昼にいらっしゃることがないので、その御顔をはっきりとみることが出来ません。お願いです。明日の朝は少しだけゆっくりなさって下さい。その素敵なお姿を見たいと存じます。」と。 大物主神は「お前の云うことはもっともだ。私は明日の朝、お前の櫛箱に入っていよう。だけど私の姿を見ても決して驚いてはいけないよ。」と答えた。 百襲姬は、心の中では少し変だなとは思ったが、夜が明けるのを待って櫛箱を開けてみた。すると中から小さな・・・けれどもそれはそれは美しい蛇が・・・百襲姫は思わず声を上げる。するとその蛇はたちまちに立派な殿方に姿を変えた。それが大物主神だったのだ。 自らの姿を驚かれた大物主神は「お前は我慢することが出来ず、驚きの声をあげてしまった。私を辱めたのだ。今度は私がお前を辱めてやろう・・・」といって虚空を踏み轟かせ三輪山に帰って行った。 百襲姬は後悔し気を落として座り込んでしまった。そして・・・偶然にもそこに置いてあった箸が陰部に突き刺さり命を落としてしまった。

その百襲姫が祀られているから箸墓なのだというのだ。その箸墓と、大物主神が鎮まりいます三輪山。その二つが一つに収まるこのアングル・・・結構気に入っている。

なお、記事中の説話の解釈については、下の記事を読んでいただければ幸いである

http://soramitu.net/zakki/archives/1648