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大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

霍公鳥の声

一昨日の晩、夜の11時も回ってそろそろ寝ようかという時、ほんの微かではあるが確かに聞こえた。

ホ・ト・サ・ケ・タ・カ

皆さんのお住まいではこの鳥の鳴き声がどう表現されているかは知らない。私の生まれ育った場所においては、紛れもなく決して漢字表記してはならない言葉で鳴いていると受け取られている。

夜も遅いそんな時間に鳥類がなくなんてとも思ったが・・・

 霍公鳥(ほととぎす)夜声なつかし網ささば花は過ぐとも離れずか鳴かむ

巻十七・3917

ぬばたまの月に向ひて霍公鳥鳴く音遥けし里遠みかも

巻十七・3988

なんて万葉集にもあるくらいだからそんなに珍しいことでもないのだろう。ただその時のふっと思い出したことがあった。

いつもの散歩の途中、大神神社若宮に詣でた時のこと、その神前の橘がいくつもの蕾を付けていた。万葉集では霍公鳥が橘と取り合わせて詠まれることが多い。だから、霍公鳥の声を聞いて思ったのだ・・・あの橘はそろそろ咲いているのではないかと。

そして今日の夕刻、ちょいと行って見た。

P1070036

咲いていた・・・咲いていた。

可憐に・・・そして清々しく・・・・

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