大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

朋あり遠方より来る また楽しからずや

その日・・・正確に言えば先週の金曜日、私は待ち合わせ場所に急いでいた。場所は天理駅。私は約束の場所に車を止めて待っていた。高架下の通路の暗い中をとおってきた二つの影が私の待ち人だ。

中肉中背の影と、悠々たる影がゆっくりとこちらに向かって歩いてくる。そのうちの一人・・・悠々たる影が私に向かって手を振った。

南の島の幻住庵の庵主、根岸冬生さんだ。

ブログ上での付き合いはもう2年以上になる。が、直にお会いするのはこれが初めてだ。途中、何度かメールでのやり取りはあったもののこうやってお目にかかると何かしら感慨深いものがある。

しかし、感慨ばかりに浸ってはいられない。なにせ車を置いていた場所は駐車禁止。早くこの場から立ち去らねばならない。そそくさとあいさつを交わし車を走らせた。

夕餉の場所として選んだのは、この駅のある場所・・・そう、天理の町だ。けれども、向かう先は私の住む三輪。

一つにはこれからアルコールを摂取しなければ(「しなければ」とは個人的な感慨に過ぎない)ならない。仕事帰りの私はなんとしても車を自宅前の駐車場まで運ばねばならない。そして、それよりもなお私は根岸さんに神います三輪山、そしてその三輪山を祀る大神神社を見ていただきたかったのだ。

車を降りるなり私たちは大神神社へと急ぐ。

そしてたどり着いた私たちを迎えてくれたのは茅の輪くぐりだ。

P1010743

上の写真は去年の撮影のものでのもう変色してしまっているが、この日私たちが見たものはまだ青々としたそれ・・・。昨日・・・あるいは今日作ったばかりのものだろうか・・・潜り抜ける時の青い香りがなにかしら身の穢れを拭い去ってくれるような・・・そんな気がしてならなかった。

拝殿で参拝を済ませた後、山辺の道をほんの少しだけ歩いて私たちは駅に向かう。

例年より気温が低いとはいえ、やはり6月は半ば。これだけ歩けば汗が吹き出し喉が渇く。駅で天理への電車を待つ間私たちは自動販売機の缶ビールで渇きをいやしていた。

ほどなく電車は到着し、私たちは乗り込む。10分と少しで天理。駅からは歩いて5分。

そこが夕餉の場所だ。

古民家風の二階の席に案内されて、私たちはさっそくビールを注文する。

たのんでいたコースは・・・根岸さんんも私も、カロリーの摂取を考えねばならぬ身ゆえ、少々控えめのコース。けれども、いざ酒宴が始まってしまうと・・・

根岸さんは喋る喋る・・・たぶん私も喋っていたのだろうけれど・・・その話題の幅の広さに圧倒されているうちに時間はあっという間に過ぎた。根岸さんと一緒にいらっしゃっていた方は、あまりしゃべる時間を与えてもらっていなかったが、私たちの歓談を楽しそうに聞いていらっしゃった。

きっといい人なのだな・・・そんな風に感じた。

こう話がはずめば酒も進む。ビールの後根岸さんは泡盛「瑞泉」をロックで(最初は水割りだったかな?)、そして私は福島の銘酒「大七」を冷で・・・・どれほど飲んだろうか・・・中居さんは次がメニューの最後ですという。酒はまだ尽きない・・・・追加の料理を注文。酒の麹漬、あぶりがっこ(たくあんの燻製)、ばくらい(海鞘の切り身をうにで和えたもの)を頼む。いづれも美味。

さらに酒が進んだのは言うまでもない・・・・