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大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

お彼岸は寺参り・・・

9月22日、確か去年も今頃、この場所に来ていた・・・薄氷堂さんと一緒にである(調べてみたら9月23日だった)。

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そう・・・飛鳥寺である。

私は郷里を離れて暮らしているため、彼岸だからといって容易に墓参りに行くことは能わぬ。妻方の墓参りと言っても、そちらも金沢・・・これもまたなかなか簡単に出かけられる場所ではない。

だから・・・せめて・・・とばかりに、この時期は大和の至る所にある古刹のどこかに参るようにしている。

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飛鳥寺・・・現在、正しくは現在は安居院と呼ばれているこの寺は、かつて正しくは法興寺・元興寺とも呼ばれた。この国において随一の古さを誇る寺院で、蘇我馬子によって596年に創建された。創建時、塔を中心に東・西・北の三方に金堂が存し、その外側に回廊をめぐらされていた。寺域は東西が約200m、南北が約300mを誇る壮大な寺院で会った。なにぶんこの国初ということもあり、建立に当たっては百済から多くの技術者が招かれた。そして、この集団が後の豊浦寺や斑鳩寺の造営にも関わり、その中で育った技術者達がその後の我が国の寺院建築の基を作ったことは言うまでもない。

秋たけなわということもあり、周囲の田畝は黄金色に染まり、その畦は紅の帯のように稲穂を問い囲んでいる。紅はもちろん曼珠沙華の・・・その色である。

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去年、薄氷堂さんに来ていただいたときには、9月も末に近い時期であったにかかわらず気温も30度を超え、あたりを散策するにもかなり汗ばむような陽気で、ひとまわりした後は近くの万葉文化館の一角の喫茶室で冷たいものでも(ビールじゃないよ、車を運転してたんだから)という感じであったのだが、今年は9月に入ってからは涼しい日が続いており、この日もそんな中ではかなり熱い日ではあったが汗がしたたり落ちるというほどでもなかった。快適と言えば快適な昼下がりであった。

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だからといって件の喫茶室によらなかったわけではない。この施設の駐車場は飛鳥ではたぶん唯一の無料の駐車場で、飛鳥寺に参る際にはいつもここを利用させてもらっているのだが、いくら私がケチであったとしてもただで駐車場を使わせてもらうのは少々心苦しい。ということで、喫茶室に寄ることにする。

広い窓からは、美しく整備された庭園越しに大化の改新の舞台になった多武峰を見ることが出来、なかなかの眺めである。そして・・・私のお気に入りはこのお店のアイスコーヒー。コーヒーの味などにはほとんど頓着しない私であるが、ここのコーヒーは別。ダッチサイフォンにて丁寧に水出しされたこの店のコーヒーはあくまで甘く、香りも鮮烈だ。雑味のひとかけらも存在しない。

少々気分がすっきりしないときでも、このコーヒーを口にすれば清爽になること間違いなし・・・なんて褒めすぎのきらいもあるがそれほどここのコーヒーを私は気に入っている。

これで450円。近年かなり安くコーヒーを口に出来るようにはなってきているが、例えば大阪あたりのちょいと名の知れたお店で1000円に近い金額でコーヒーを供するような店から比べたら、その値打ちは比べものにならない。おまけにアイスクリームは2つで220円(これもなかなかなもの)。合わせて頼めば670円でコーヒーフロートだって楽しめる(ちなみにこれらの金額は税込みである)。

・・・ちょいと宣伝めいた文章になってきた。