大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

今週の三輪山・・・箸墓越しに

2015年11月28日9時50分

まったくおんなじ題名で今年の3月18日に一つ記事を書いている。その時よりはやや箸墓に近づいての撮影である。その分だけ箸墓の北側にある池の堤が迫っている。

右、一番色濃く移っている小山が箸墓である。そしてその陰になって半分だけ姿を見せているのが三輪山である。そしてその左にやや奥まって見えているのが巻向山。これもまた万葉集

子らが手を 巻向まきむく山は 常にあれど 過ぎにし人に 行きまかめやも

いとしい子の手を枕くという名の巻向山は昔と変わらずに聳えているけれど、この世をあとにした人を訪れてその手を枕にすることはもうできない。

巻七/1628

と詠まれる名山である。

そしてその左が龍王山。これもまた

衾道ふすまぢを 引手ひきての山に いもを置きて 山路を行けば 生けりともなし

(衾道を)引手の山に、妻を置いて来て山路を帰って行くと、自分は生きている感じがしない。

巻二/212

万葉集に詠まれている。

今日はなぜこんなところにいるかというと・・・今日が車を車検な出さねばならぬギリギリの期限。私はなじみの車屋に愛車を預けに来たのだ。そして、そこから道を渡った場所がここだ。上に言った3月28日には、道を渡らずに車屋の窓越しにとったものである。道一つの距離がこのように違った感じを与えている。

週末ということもあって、代車まで出してもらうに及ばずと思い、2,5㎞程の自宅までを歩いて帰ることにした。まずは写真を撮った場所からそのまま南に下り、箸墓の南側に沿った道を東へと進む。その先は上街道である。

上街道まで達したらそのまま右に折れ、この古代の街道沿いに南に向かう。そして・・・まもなく街道は巻向川と交差する。そのほとりにあるため池越しに見たのがこれだ・・・

同じ場所からの写真はこれまた10月26日にお示しした。ただしその時よりは同じ堤の上からといってもやや北側から今日は撮ってみた。

水面には、限りなく美しい紡錘形が映っていた。