大和逍遥   

別に運営している「三友亭雑記」というブログのバックアップである。

今週の三輪山・・・巻向川のほとりより

2016年3月28日6時56分

本当に久しぶりの「今週の三輪山」である。撮影したのは巻向まきむく川と上つ道(上街道)の交わった橋の畔の用水池の土手。以前にも何回か、ここからの写真はご紹介した。

http://soramitu.net/zakki/archives/7203 http://soramitu.net/zakki/archives/7104

私のお気に入りのアングルである。同じアングルであっても季節によって、光の加減によってだいぶ印象が違っていて、いつも私の目を楽しませてくれる。

場所はその時も紹介したように上街道と巻向川の接するあたりに位置したため池の堤である。大和はかつて、少々の日照りでも水争いが生じるほど水の乏しい盆地。したがって・・・あちらこちらにため池が築かれた。このため池もそのうちの一つである。

上街道は、それが古代のそれそのままとは言えないが、上古の時代に築かれた上つ道をなぞって作られた道である。北は奈良坂から南は桜井、山田道を経て藤原京に至る古代からの幹線道路のひとつである。のちには初瀬詣でや伊勢参りの人が行き交う信仰の道して知られるようになった。

巻向川は・・・ご存知「纏向まきむく」の人々にとっての聖なる流れ・・・万葉集にも

ぬばたまの 夜さり来れば 巻向の 川音かはと高しも あらしかも疾き

万葉集・巻七/1101

と歌われている。

そんな場所から見る三輪山の日の出もまた格別である。